僕について:TOEIC990点(満点)の現役TOEICコーチ。元大手塾講師。早稲田大学OB。対人恐怖症。会社になじめず20代で2度転職。妻は台湾人で日常生活は中国語です。僕の詳細はプロフィールより。
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どうも、こんちゃん(@Takkun18209283)です。
今回は僕が大学生の時に個別指導塾で英語を教えていた時の話をします。
この時僕が学んだことは、この2つです。
- 英語は誰でもできるようになる
- 学習環境で成果が決まる
この記事を最後まで読んで頂くと、英語力UPのために必要なことを理解いただけると思います。
Contents
英語ができることと教えられることは違う
僕は高校生の時から、クラスメートに英語をいつも教えていました。
そして、英語を教えることが凄く好きでした。
だから個人塾講師として中学生に英語を教えるのも簡単だと高をくくっていました。
でも、現実はそう甘くはありませんでした。
生徒たちにいくら英語を教えても、彼らの英語力は全く上達しません。
「正しい英語を教えている」にもかかわらず。
この時僕は、「英語ができること」と「英語が教えられること」は違うものだと知りました。
英語が上達しない人は環境が悪いだけ
『ではなぜ生徒たちは英語力が上達しないのか?』
僕は毎日必死に考えていました。
そして、1つの答えにたどり着きました。
それは、生徒の『学習環境が悪い』からでした。
生徒たちの頭が良いかどうかは関係ありません。
生徒たちにはこれら4つの環境がありませんでした。
- 勉強する仲間やライバルがいない
- 褒めてくれる人がいない
- 正しい方向に導いてくれる人がいない
- 勉強する習慣がない(勉強する環境が整備されていない)
やる気のない生徒の成績を上げた方法
そして、僕は授業の方針を抜本的に変更しました。
「英語を教える」授業から「生徒の環境を整える」授業にしたのです。
言い換えると、「生徒が自主的に英語を勉強したくなる環境づくり」に徹しました。
僕がやったことは4つ。
これから紹介する4つのことだけで、
生徒の英語力は自然と上達するようになりました。
即効性はないので時間はかかりました。
しかし、僕の生徒はみな1年後には英語の得点がクラスの平均以上になったのです。
好きなことと関連づける
始めに僕がしたことは、生徒に英語に興味を持ってもらうことです。
興味を持たないことには何も始まりません。
そこで、僕は生徒と趣味や休日の過ごし方などについて話し込みました。
生徒がどんなものに興味を示すタイプなのかを探りました。
そして、サッカーの熱狂的なファンの子には、FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイトを一緒に見たりしました。
『FIFAのサイトが見れるとこんな最新の情報も知れるんだね!』
等と言って英語ができるメリットを生徒に具体的にイメージしてもらったのです。
あくまで”生徒にとって”の英語ができるメリットである必要があります。
つまりは生徒目線で考えるということです。
他にも映画好きな生徒には海外のおすすめ映画を、音楽が好きな生徒には洋楽を薦めて、『英語ができるとこんな映画やこんな音楽も楽しめる』というイメージを持ってもらったのです。
そして、もちろん授業でも教科書を使うのではなくFIFAのサイトや映画のセリフなどを扱うことで生徒の英語に対する興味関心をうまく引き出すことに成功しました。
少しでもできたら褒めまくる
さて、生徒が英語に興味を示したら僕が次にやったのは生徒を褒めまくることです。
これでもかというほどに褒めました。
マズローの欲求5段階のうち4段目にある”承認欲求”をうまく利用したわけです。
人間だれしも人から認められたいと思っているものの、その欲求を充分に満たしている人はほとんどいません。
ましてや個人塾に来るような生徒の場合、学校の授業についていけず、褒められることよりも怒られることのほうが多いのが当たり前。
そんな中、僕が生徒のちょっとした成功をべた褒めしたらどうなるでしょうか?
当然生徒は、「嬉しい!」「もっと褒められたい!」と思いますよね。
そして、自発的に英語を勉強するようになります。
僕が褒めた分だけ生徒の中に勉強するエネルギーが湧いてくるのです。
習慣化(少しだけ宿題出す)
少しづつ自発的に英語を勉強しだした生徒に僕がやったことは、ほんの少しだけ宿題をだすことでした。
折角楽しいと思っている英語に、宿題という”重荷”を与えすぎると、これまで築いてきた英語の楽しいイメージが一気に崩壊する可能性があるのです。
だから僕は毎回、『次の授業までに単語を5個覚えてきてね』このくらいの宿題を出しました。
ちゃんと宿題をやってきたら盛大に褒めて宿題さえも”楽しい”と思ってもらえるようにしました。
そして、この宿題を生徒にも気づかれないくらい少しづつ増やしていき、生徒の勉強する習慣を強固なものにしたのです。
ライバルや仲間を作る
最後に僕がやったのは、生徒にライバルや仲間をつくることでした。
目的は、生徒のやる気をブーストし、挫折しそうなときには食い止めてもらうためです。
具体的に何をやったかというと、生徒と面識があって学力も近い子を塾内で探して声をかけるのです。
『今A君は英語頑張ってて、こんな方法で勉強やってるよ!そしてこんな目標があるんだよ!』
これを僕から言うと、言われた生徒は高確率で興味を持ってくれます。
そして僕は英語を楽しく勉強する方法をちょっとずつ伝えます。
そうすると、生徒のA君とその友人は”僕の英語教育”という絆で結ばれるわけです。
こうなればお互い英語の勉強仲間として刺激を与えあう仕組みの完成です。
英語を勉強する習慣がさらに強化されていくわけです。
英語は誰もがマスターできる
先ほども言いましたが、僕はこのやり方で全生徒を1年間で英語の点数をクラスの平均以上に挙げてきました。
この経験を以て、僕は確信しました。
「英語は誰もがマスターできる」
ということです。
ちなみに僕はこのことに高校時代にある程度気づいていました。
だからこそ、頭の悪い僕でも英語学習に時間を集中投下して英語を極めようと思ったのです。
英語は学問ではなくコミュニケーションツールだということを忘れてはいけません。
自転車やハサミと同じように目的を達成するためのツールなのです。
利用者が使いやすいように綿密に設計されているのです。
だから、あなたも必ず英語をマスターすることはできます。
僕の経験から学んでほしいこと
ここまで記事を読んでくださったあなたには「へぇ~」という感想で終えて欲しくありません。
是非どうやったら英語が上達するか考えて頂きたいのです。
- 「英語は自分にもできる」と信じること
- 楽しく勉強すること(趣味と絡めて)
- 少しずつ初めて習慣化すること
- 仲間や褒めてくれる人やライバルを作ること
これができればあなたの英語力は自動的に上達していくはずです。
ということで是非ご自身の英語学習に役立てていただければ幸いです。