僕について:TOEIC990点(満点)の現役TOEICコーチ。元大手塾講師。早稲田大学OB。対人恐怖症。会社になじめず20代で2度転職。妻は台湾人で日常生活は中国語です。僕の詳細はプロフィールより。
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「今の職場で働き始めて1年経つが、全然仕事が出来るようにならない…」
「仕事ができないなら転職した方がいい?それともまだ働き続けた方がいい?」
仕事を始めたはいいが全然仕事を覚えられず、転職を考えだしているあなた。転職の準備は十分にしていると自信を持って言えるでしょうか。
何も考えずに転職をしたところで、給料が良くなったり、労働環境が良くなることは期待できません。
転職を成功させるためには、十分な準備が必要です。
Contents
仕事ができない人は転職する?転職をする前に考えるべき事とは?
- 仕事を全然覚えられず上司に何度も怒られる…
- 要領が悪く他の人が1時間で終わる仕事に何時間もかけてしまう…
- 職場の人と意思疎通がうまくできず分からない事を気軽に聞けない…
この様に、職場で仕事が出来ずに劣等感にさいなまれていると、このまま働き続けるより転職をした方が楽になるのではないかと考えてしまうと思います。
最近は転職エージェント/サイトが充実してきて、転職で給料がアップした、働きたい仕事を出来るようになった、など転職成功者の声をよく聞きます。
しかし、転職を成功させるのは簡単な事ではないです。キャリアアップを目指したポジティブな理由ならまだしも仕事が出来ないというネガティブな理由だと転職もうまくいきづらいです。
仕事が出来ない人の特徴とは?
仕事が出来ずに転職を考えているのであれば、まずは本当にあなたが仕事が出来ないのか把握する必要があります。漠然と仕事が出来ないと考えていたらいつまで経っても仕事は出来るようになりません。
仕事ができない人は共通して次の様な特徴があります。
- 何度も同じ失敗をする
- 人の話を聞かない
- 期限を守れない
- 報告・連絡・相談ができない
- スケジュール管理・自己管理ができない
- プライドは高い
- 集中力がない
- 失敗をひとのせいにする
- 面倒な仕事を後回しにする
- 自主的に動くことができない
- 言い訳ばかりする
ここで上げた特徴は一部ですが、当てはまるものはあるでしょうか?
仕事ができないと悩んでいるのであれば、まずは具体的にあなたはどんな仕事ができなくて、その原因は何なのかよく考えてみましょう。
本当に仕事ができないのは自分のせい?
「仕事が遅いと上司によく怒られるが、仕事は丁寧にやってるし期限も守っている…」
「仕事量はかなりこなしているが、残業をしないとノルマを終わらせる事ができない…」
仕事が出来ずに悩んでいる人の中には、本当に仕事を覚えるのが苦手な人もいますが、仕事が出来ないと感じるのは企業側や上司が問題な可能性もあります。
今の企業では仕事が出来ないと感じていても、転職したり部署が変わったりするだけで、仕事へのやる気が生まれたり、適切な仕事内容と仕事量をこなす事が出来るようになることもあります。
- 理不尽な仕事を押し付けてくる
- 仕事を頼むタイミング悪い・空気が読めない
- 何かと文句を言ってくる・口が悪い
- 上司が自分で出来ることは部下も出来ると決めつけ、ろくに仕事を教えてくれない
- 精神論や根性論で、質問しても納得のいく説明をしてくれない
- 「自分で考えろ」と言い、詳しく説明してくれない
- 逆に自分で仕事を進めたら、なぜ相談しなかったのか、と文句を言う
- 上から目線で高圧的
このような、ブラック上司はけっこういますが、本人に自覚はないので厄介です。
「今の上司とうまくやっていけないならどこに行っても同じだよ。」という意見を言う人もいます。それも一理ありますが、転職または異動して、尊敬できる上司のもとで、働きやすい環境で働く方が、100倍仕事のクオリティーが上がることが多いです。
仕事に慣れていないうちは転職しない方がいい?
「仕事を全然覚えらず、毎日会社に行くのが苦痛…」
「希望の企業に就職することが出来たが、思っていたような仕事が出来ず、仕事が楽しくない…」
このように就職して1,2年経ったがまだ、今の仕事に馴染めておらず転職を考えだす新入社員も多いのではないでしょうか。
仕事が身に付いていないのに早々に転職するのは根性がない、という声がある一方、労働環境がよくないならすぐに転職していしまった方がいいという意見も聞きます。
それでは、具体的に入社してから何年は働いた方がいいのでしょうか。ここではマイナビが行ったアンケートの結果を紹介します。
参考 : 転職は「とりあえず3年」働いてから? 入社3年以内の転職は不利? アンケートで分かった意外な事実とは
マイナビが転職経験者に行ったアンケートで「初めての退職は入社何年目?」というアンケートでは66.4%が3年以内に退職したと回答しています。
しかし、同対象者に「転職するなら3年働いてから?」という質問には60.2%が「そう思う」または、「どちらかと言えばそう思う」と回答しています。
実際の転職者から取ったアンケートなので信頼性があると思います。転職するなら3年働いてからという意見が多いですが、なぜ転職するなら3年働いてからと言われるのでしょうか。
- 3年務めると退職金や有給休暇などのメリットがあるから
- 自分が仕事に向いているか向いていないか判断するのに少なくとも3年はかかるから
- すぐにやめると転職をする時に転職先へのイメージが悪くなるから
- 3年働けばある程度のノウハウが身に付くので次の職場でも生かせるから
もし、転職を考えているとしても、3年は今の仕事を続けてみると良いと思います。
仕事ができないなら転職?転職のための手順とは?
ここまでの話で、3年は今の会社を続けてみると良いという事をお伝えしました。でも、それはその間に転職の準備を”してはいけない”というわけではありません。
むしろ、転職の準備を早めからしておくことで、もし、結果的に転職をしない場合でも、他の会社を知ることで視野が広がりますし、知識も身に付きます。さらに、今のあなたの労働環境を相対的に見る事が出来るようになり、自分の立場を客観的に見る事が出来るようになります。
ちなみに、一般的な転職はこのような流れとなっています。
- 事前準備・情報収集
- 応募・選考
- 内定・入社
期間は約2~3ヵ月と言われており、長くても半年とされています。
しかし、仕事が出来ずに転職を考えている…という場合であれば、1. 事前準備・情報収集にかなりの時間を割く必要があります。
今のあなたのスキルであなたが望む仕事に転職する事が出来ると自信を持って言えますか?もし言えるのであれば、問題なく転職できると思いますが、そうでなければ準備に時間を掛けましょう。
転職の準備は今の会社を辞めずにする?
転職をするにあたって、会社を辞めてする場合と、辞めないでする場合がありますが、約8割の転職者が働きながら転職をするという選択肢を取っています。
また、転職先の企業からして、離職期間が3ヵ月以上あるとあまりいい印象を持たれません。
「転職の準備を本気でしたいから今の会社は辞めたい。」
と考える人もいるかもしれません。
金銭的に余裕があるならそれでもいいかもしれませんが、あまりおすすめは出来ません。
仕事の能力に自信がないまま、退職して次の職に就こうとしたところで、今より条件の良い職に就ける可能性は高くありません。また、転職の準備に時間をかけるのであれば、金銭的な負担が大きいので安定した収入は確保しておきたいです。
転職に成功している人は、仕事に忙しくても、隙間時間を効率的に利用して準備に時間をかけている人が多いです。
具体的に半年から一年の長期計画で準備を進めている人は転職に成功している傾向があります!!
転職をするには目的をはっきりと持つ!!
- 年収が今より高い企業を目指す
- 転職の書類を提出するまでにTOEICで800点以上を獲る
- 転職の準備中に資格を一つとる
- 一年で全力で準備をしてから転職に臨む
まずは、軸となる最終的な目標(希望の職業、給料)を決め、その目標を達成するためには今自分に何が足りていないか、どんな知識が必要かをよく考えましょう。そして最終的な目標を達成するために、小さな目標を設定しコツコツとレベルアップをしていきましょう。
仕事が出来ないと悩んでいる人がすぐに退職して新たな職に就こうとしても、ネガティブな理由が強くなってしまい、転職希望先の企業からあまりいい印象を持たれません。
仕事が出来ないから転職をする…、今の職場に馴染めないから転職をする…、というような場合でも、面接官にはポジティブな転職理由を話す必要があります。
そのためにも、まずは軸となる目標を決め、「この目標を達成するために転職を希望します。そのために、〇〇ヵ月、これだけの努力をしてきました。」とはっきり言えるように準備しておきたいところです。
転職をするために今の自分に足りないものは何か?
「転職はしたい、だけど、転職のためにあまり努力はしたくない…」
この様な甘い考えでは、転職で成功するのは難しいです。
まずは、自己分析から始めましょう。
- 今の仕事でうまくいかない原因は何なのか
- 自分が得意な仕事は何か、逆に苦手な事は何か
- 自分がやりがいを感じている仕事は何か
- 目標の企業に転職するために足りない事は何か
自己分析をして、あなたの長所・短所が分かったところで、最終目標の軸を意識してコツコツとレベルアップしていきましょう。
- コミュニケーションに自信がないなら、今の職場でもっと同僚に話しかけてみる
- 仕事を覚えられないなら、メモをとったり仕事が出来る人のまねをしたりと工夫する
- 目標の企業に転職するために必要な資格を勉強する
大切な事は少しづつでもいいから継続することです。
「今の仕事だけでもしんどいのにそこまで努力する余裕がない。」と言っていたらいつまでも変わらないです。自分がロールプレイングゲームの主人公だと思って、コツコツレベル上げをしましょう。
おすすめの転職サイトは?
転職の準備をするなら転職サイトや転職エージェントに登録するべき、という事をよく聞きますが、長期で転職の準備をするならまずは転職サイトに登録する事をおすすめします。
- 転職サイト : 自分で応募から面接まで進めていく。多くの情報を得る事が出来る。
- 転職エージェント : 登録した内容からおすすめの求人を判断し紹介してくれるサービス。準備から面接までフォローしてくれる。
ざっとこの様な違いがあるのですが、まずは転職サイトに登録し、情報収集をします。
そして、準備が整い、実際に転職する段階に入ったら転職エージェントに登録し、プロのフォローのもと、転職を進めるという流れが良いと思います。
ミイダス
ミイダスは通常の転職サイトとは少し異なりますが、大きな特徴としてあなたの“市場価値”を知る事が出来るというメリットがあります。
市場価値というのは、あなたが登録した内容から想定される企業からのオファーされる時の年収の事です。
普段仕事をしている中で自分の市場価値を知る機会というのはほとんどないかと思います。
doda(デューダ)
dodaは転職サイトだけでなく転職エージェントとしての機能も備えています。
他のサービスに比べても高い評価を受けていて、何より求人件数が多く情報収集にうってつけのサービスです。
転職エージェントとしての機能を使う事も出来ますが、この機能は3ヵ月までとなっているので、十分な準備をした後、さあ転職をするぞ、というタイミングで利用した方が有効的に使えます。
転職会議
こちらのサービスは転職サイトではないのですが、情報収集にはとても役立ちます。
転職会議は会社の評判が集まるネット掲示板です。企業が出す求人にはネガティブな内容は隠されている事も多いですが、掲示板を利用する事で従業員にしか分からない裏事情を知る事が出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか。仕事ができない、覚えられない、という様なネガティブな理由から転職を考えだしているなら、まずは本当に転職をする事がベストなのか今一度考えてみましょう。
そして、転職をすると決めたら、1年程度の長期計画でコツコツと転職の準備を進めていきましょう。