僕について:TOEIC990点(満点)の現役TOEICコーチ。元大手塾講師。早稲田大学OB。対人恐怖症。会社になじめず20代で2度転職。妻は台湾人で日常生活は中国語です。僕の詳細はプロフィールより。
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『TOEICの点数が低いが、就活で点数の提出を求められている・・・』
『点数が低い時にはESに点数を書かない方がいい?』
この様な悩みを抱えている就活生は多いのではないでしょうか?
就活でTOEICの点数は重要と言われますが、もし自分のTOEICの点数が低かったらどうすればいいのでしょうか?
Contents
そもそも就活でTOEICの点数が必要となる場合とは?
新入社員採用の際にTOEICの点数を参考にしている企業は7割を超えていると言われます。
それでは、もし、TOEICの点数が低かったら就活で不利になるのでしょうか。そして、ESには書かない方が良いのでしょうか。
実は単純にそうとは言い切れません。
単純な英語力の指標として必要な場合
当たり前ですが、TOEICは英語のテストであり、受験者の英語の能力を測るテストです。
就活の際に、企業もTOEICの点数を通して就活生の英語の能力を見極めています。このような単純な英語能力としてのTOEICの場合、点数が高ければ高いほど就活では有利に働きます。
しかし、単純に英語の能力の指標としてTOEICの点数を見ている企業というのは案外少ないです。
外資や、営業、輸入関係、航空などの就職後に一定以上の英語のスキルが求められる業種では、英語をしゃべれる事が必須となります。これらの業種では、TOEICの点数の下限を設定し、エントリーシートの段階で点数が一定以下の就活生は不採用にします。
TOEICを通して就活生の人となりを見る場合
実践的な英語を必要とする日本の企業と言うのはごく僅かです。それ以外の企業では、TOEICを単純な英語の能力の指標としてみる以外に、TOEICを通して分かる就活生の性格や能力などを見極める指標としています。
TOEICの高得点を取るためには、計画性や実行力、忍耐力、目標達成能力などの社会に出てからも必要な多くの力が求められます。
企業は、面接でTOEICの高得点を取るために、どのような手段で勉強をしてか聞き、就活生の計画性や実行力、忍耐力、目標達成能力などを判断します。
このような場合、TOEICの点数が重要になるのではなく、TOEICの点数を取るためのプロセスが重要になります。
就活でTOEICの点数はそこまで重要でない?
ここまでで、TOEICを通して企業は単純な英語力を見たい又は、TOEICを学んだプロセスを見たいという事が分かったと思います。
前者に重点を置く企業も少なからずありますが、重要なのは後者です。
つまり、TOEICの点数自体はあまり重要ではなく、その点数を獲るために、どれだけの過程を経てきたのか、そのストーリーが重要になってきます。
TOEICの点数が低い場合、就活ではESに点数を書かない方がいい?
ここまでで、企業が就活生のTOEICの点数から何を見ようとしているかが分かったと思います。
それを踏まえた上で、どの様な場合はTOEICの点数を書かない方がいいのでしょうか。
何点以下だったら書かない方がいい?
TOEICの平均点は約580点です。もし、TOEICの点数をアピールするなら600点以上は欲しいと一般的に言われています。
平均点程度の点数をエントリーシートに書いても英語力のアピールにはなりません。平均点以下の点数なら尚更です。300点、400点と低い点数はアピールになるだけでなく、マイナスポイントになってしまいます。
低い点数を書いて人事の人に悪いイメージを与えるより、空欄にして置いた方がダメージは少ないです。
ただし、TOEICは単純な点数が重要なのではなく、TOEICの学習の過程を重視する企業もあります。
ですので、TOEICの点数が低い場合でも、「今、学習中でTOEICの点数が一気に伸びていて面接でアピールしたい」というような場合は600点以下でも書くことをお勧めします。
面接で点数を聞かれる場合もある?
「TOEICの点数をESに書いたがTOEIC関連の質問を面接でされることはある?」
「TOEICの点数に自信がなかったから、ESに点数を書いていないが面接でTOEICに関する質問をされる事はある?」
この様に、TOEICに自信のない就活生にとってTOEICに関する質問には耳をふさぎたくなると思います。
しかし、TOEICの点数を書いた場合でも、書いていない場合でも、TOEICの質問は来る可能性があります。そこで重要なことは、質問に対して備えておくことです。
例えば、「私はTOEICは一度しか受けておらず点数が低くアピールできるポイントではないと考え記載しておりませんでした。しかし、今年行った海外旅行で英語が苦手ながらも現地の人と英語でコミュニケーションをとる事ができ、英語の楽しさに気づきました。就活が終わり時間が出来たらもう一度、勉強をし直し、TOEICに再チャレンジしようと考えています。」などと、アピールを入れていけば、面接官へ好印象を与えることが出来ます。
どんな場合でもTOEICの点数は書かない方がいい?低得点でも書いた方がいい場合とは?
ここまでで、TOEICの点数が自分のアピールに繋がらない場合は、点数を書かない方がいいということを述べてきました。
逆に言えば、点数が低くてもTOEICがアピールに繋がる、TOEIC関連のエピソードを話せる、という場合であれば、点数を書いておいた方が得になります。
TOEIC専用の記入欄がある場合
TOEICの点数は一般的には趣味・特技・資格等の欄に書くことになると思いますが、TOEICの点数を書くため専用の欄がある場合もあります。
そのような場合は、点数を書いていないと目立ってしまいます。もし、点数が低かったとしても正直に書いておいた方が無難です。
点数が低い、かつ、面接で何故点数を書いていないか聞かれるパターンが一番問題です。
面接で英語の話をしたい場合
ここまでで述べてきたように、TOEICの点数が低くても、TOEICに関連するアピールポイントがあればTOEICの点数が低くても書いておいて問題ないです。
もし、今持っている点数が低くても、現在勉強中で一回目の受験から2回目の受験で何点伸びた、次は何点を目標にしてこれだけ勉強しているなど書き加えれば、面接官も興味を持ちます。
まとめ
いかがだったでしょうか。TOEICの点数が低い場合は書かない方が無難です。
具体的に平均点より少し上の600点以下の場合は書いていてもアピールになるどころか悪い印象を与えかねないです。
しかし、点数が低い場合でもTOEICの勉強を通して学んだことがある、英語に関してアピールできるポイントがあるなどの場合は、点数を書いて自己アピールをするということも出来ます。