【保存版】初心者からの英語リスニング上達法!上達プロセス・勉強法・やってはいけない勉強法などを紹介!

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どうも、こんちゃん(@konchan990)です!

 

『リスニングが苦手・・・』

『リスニングがなかなか上達しない…』

『そもそもリスニングの勉強法がわからない・・・』

 

こんな悩みはありませんか?

奈菜ちゃん
私もリスニングは「何となく」勉強してしまっているので、正しい勉強法を知りたいです。
こんちゃん
奈菜ちゃんのように「なんとなく」リスニングを勉強している人はすごく多いですね。でも目的意識もなく「何となく」勉強してもなかなかリスニング力は付きません

今回は英語のリスニング力を上達するための正しい勉強法についてお話をしていきたいと思います。

 

そもそもリスニングが難しい理由

そもそも、なぜ多くの人がリスニングを難しいと感じるのか整理しておきます。

こんちゃん
僕自身も高校まではリスニングが大の苦手でした…英文が「呪文」にしか聞こえなくて自分にはセンスがないんだ…と思っていました(汗)

多くの人がリスニングが難しいと感じる理由は、大きく分けると以下の2つです。

 

リスニングの勉強法を誰も教えてくれない

僕はこれまで学校でリスニングの勉強法について教わったことがありませんでした

こんちゃん
だから勉強法がわからずリスニングはかなり苦戦しました。

高校生の時のリスニングの授業は、『先生が流したリスニングの音声を聞いて、問題を解いて答え合わせして終わり』というものでした。

今振り返ればこれは「勉強(訓練)」ではなくて、単なる「実力測定」にすぎません。

だから当然、学校の授業を受けてもリスニング力は上達しませんでした。

肝心のリスニング力をUPさせる訓練法は学校では教えてくれませんでした。

更には、当時はネットで調べても、今みたいに勉強法を知るすべがありませんでした。

こんちゃん
だから僕は当時リスニングでかなり伸び悩みました。同じような経験をしている人は少なくないと思います。
奈菜ちゃん
言われてみれば、私もリスニングの勉強方法について教えてもらった経験はありません(泣)

 

音声変化がある

もう一つ英語には厄介なことがあります。

それは「音声変化」です。

奈菜ちゃん
音声変化ってどういう意味ですか?
こんちゃん
そのままですが「音が変化する」ということです!英単語は文章の中で使われると、単語単体の発音から変化してしまうことが良くあるのです。
奈菜ちゃん
そうなんですね…あ、これも学校で習ってない気が…

音声変化には「連結」「脱落」「同化」「短縮」「弱形」「変形」の6つの種類があります。

奈菜ちゃん
なんだか難しそう…
こんちゃん
暗記はしなくても大丈夫です。まずは、6つの音声変化について簡単にポイントを解説するので「こういうのもあるんだな~」くらいの気楽な気持ちで見てみてください。
音声変化
  • ①連結(リエゾン・リンキング)
    2つの単語があるときに、単語の最後の子音と単語の最初の母音が繫がって発音されること。
    例)join us
    (ジョイン アスではなく、ジョイス)
  • ②脱落(リダクション)
    同じ音の子音が重なる場合、前の子音の音が脱落されること。
    例)hot dog
    (ホットドッグではなく、ホッドッグ)
  • ③同化
    2つの単語がくっつくことによって別の発音に変化すること。
    例)glad you
    (グラッドユーではなく、グラヂュ)
  • ④短縮
    「I am → I’m」「You are → You’re」のような短縮形。
    例)I am → I’m
    (アイアム→アイム)
  • ⑤弱形
    重要でない単語は”軽く曖昧に”発音されること。
    例)前置詞(onやin)、冠詞(aやthe)、接続詞(butやand)、代名詞等は弱く読まれる
  • ⑥変形
    ”t”の前後に母音があるときや、直後に”l”がくると、”t”がダ行orラ行に似た音になります。
    例)water
    (ウォーターではなく、ウォーー)

 

こんちゃん
これらの6つの音声変化によって、実際の会話では単語帳に載っている単語の発音とは違う音になるので、聞き取るのが難しいのです。

リスニング上達のためには、これら音声変化にも慣れていく必要があります。

逆に言えば、いくら難しい単語を知っていても、どれだけ単語をマスターしていても、この音声変化に慣れていないと、リスニングは思うように上達しないので注意が必要です。

こんちゃん
僕が高校生の時には『音声変化』という存在すら知りませんでした(恥ずかしい)

 

リスニングの2つのプロセス

さて、ここからが本題です。

具体的なリスニングの勉強法をお話しする前に、まずは『リスニングの2つのプロセス』を理解しておく必要があります。

奈菜ちゃん
なんだか難しそう…プロセスなんか理解する意味があるんですか?
こんちゃん
このプロセスを理解しておくと、リスニング学習の際に「目的意識」をしっかり持って訓練できるようになるので、大事なんです…!

 

リスニングの2つのプロセスは、

  1. 音声知覚
  2. 意味理解

です。

奈菜ちゃん
ん…?これだけじゃよくわからないです。
こんちゃん
もう少しわかりやすく説明しますね!

❶音声知覚
 →聞こえた音を単語に変換する

❷意味理解
 →単語に変換された文章の意味を理解する

こんちゃん
以下のイラストで「What are you doing?」という文章をリスニングするときのプロセスを紹介します!

 

 

奈菜ちゃん
この例だと「❶音声知覚」は、「ワラユドゥーイン」という音を「What are you doing?」に変換するということですね…?
こんちゃん
まさにその通りです!まずは聞こえた「音情報」を「文字情報」に変換するイメージです。「❷意味理解」はどうでしょう?
奈菜ちゃん
意味理解は「What are you doing?」という文字情報を「何をしているの?」という意味に変換することですね!
こんちゃん
わかってきましたね!まさにその通りです!この「❶音声知覚」「❷意味理解」の2つのプロセスを経て、僕たちは聞いた内容を理解することができるのです。

それではこの「❶音声知覚」「❷意味理解」を踏まえて、リスニングの正しい勉強方法について解説していきます。

 

リスニングの正しい勉強法

結論から書きます。

以下のステップがリスニングの正しい勉強方法です。

奈菜ちゃん
さっきの「❶音声知覚」「❷意味理解」とはどう関係してくるんでしょうか?
こんちゃん
良い質問ですね!Step2~3が「❷意味理解」の訓練で、Step4~6は「❶音声知覚の訓練」になります。それぞれのステップを詳しく説明していきますね!

 

Step1.原稿を見ずに音声を聞く

まず、原稿を見る前に音声を繰り返し聞きます(3~5回位)。

奈菜ちゃん
あ、私はいつもすぐに原稿を見ていました…それはダメなんですね…?
こんちゃん
それはすごくもったいないです…答え(原稿)がわからない状態で、たくさん粘って聞くことで、初見の文章を聞く力を鍛えることができます。また、繰り返し聞いてから原稿を見ることで、聞こえなかった箇所がより印象に残り定着しやすくなります。

ここで、3~5回繰り返し聞いてもうまく聞き取れなかった箇所は原稿にチェック(下線等)をつけることをお勧めします。

チェックがついた箇所は自分の「弱点」であり「伸びしろ」です。

Step2以降で、このチェック部分をより優先的に練習することで、効率的にリスニングの練習ができます。

Step2.原稿を見て構造を確認する

Step1が終わったら、今度は原稿を見て英文の構造をしっかり確認していきます。

奈菜ちゃん
構造を確認するって、具体的にどうやれば良いんですか?
こんちゃん
文章のSVOCの要素を確認したりしていきます。以下の動画のイメージです!

構造を確認すること(構造分析)は英文の意味を理解する上で必要に重要なトレーニングです。

奈菜ちゃん
これはリスニングの2つのプロセスの「❷意味理解」を鍛えるための訓練ということですね!
こんちゃん
その通りです!構造分析はリーディング力UPにもつながってきますよ!

Step3.音読する

英文の構造を理解したら、次に音読を反復していきます。

奈菜ちゃん
ここでの音読は何のためにやるんですか?
こんちゃん
1個前のステップで理解した構造を意識しながら音読することで、英文の構造を瞬時に取る力(=英文の意味を理解する力)がついていきます!また、音読を反復することで、文中の語彙も徐々に記憶に定着していきます。
奈菜ちゃん
なるほど!この音読もリスニングの2つのプロセスのうちの「❷意味理解」 を鍛えるステップですね!
こんちゃん
その通りです!参考までにリーディングの勉強の際には、さっきの「Step2.構造を理解する」と「Step3.音読反復」を中心に進めていく形になります!

既に述べた通り、音読を反復することで、

  • 英文の構造を瞬時に取る力(英文の意味を理解する力)がつく
  • 語彙表現を定着させることができる

といった効果があります。

Step4.原稿を見て音声を聞く

Step4以降は「❶音声知覚」の訓練です。つまり、音をしっかり聞き取るための訓練です。

「知ってる単語なのに、簡単な文章なのに、聞き取れない。。。」

といった悩みはStep4 以降の訓練をすることで、徐々に解消していきます。

こんちゃん
ところで奈菜ちゃんは、簡単な単語・文章なのに聞き取れなかったという経験はありませんか?
奈菜ちゃん
あります…もう、いつものことで。。。この間は”big enough to do”という表現が聞こえませんでした。 文字を見たら簡単なのに…自分に失望してしまいました…
こんちゃん
僕も似た経験がたくさんあります。失望はする必要はありませんよ!ところで、”big enough to do ”という表現が聞き取れなかった理由は何だと思いますか?
奈菜ちゃん
えーと、、、私は「ビッグイナフトゥドゥ」という音だと思っていたのに、実際は「ビナフトゥドゥ」って感じの音でした。音の認識が全然違ったということだと思います。
こんちゃん
しっかり分析できていますね。その通りで、簡単な単語・文章でも、今日紹介した「音声変化」によって音が変わるので、「思っていた音と違う音」になることが良くあります。その結果、簡単な単語であっても、音が認識できず、聞き取れなくなります。
奈菜ちゃん
私の音の認識がズレていたということですね。。
こんちゃん
そうですね。これを解消するためには(=音声知覚の力をつけるには)音の認識を正していく必要があります。さっきの例でいうと「big enough to do=ビッグイナフトゥドゥ」ではなくて「big enough to do =ビナフトゥドゥ」という認識に上書きしていく必要があります! 

上記の通り、音の認識が正しくない」場合、知っている表現でも聞き取ることはできません(「音声知覚」ができない状態)。

これを解消するためには「音の認識を正す」必要があります。

その手段がStep4~6になります。

奈菜ちゃん
音の認識を正せば、音を聞き取る(音声知覚)力もUPしますね!
こんちゃん
そうですね。ちなみにStep4~6はどれも「❶音声知覚」を鍛えるトレーニングになります。全てトレーニングの目的は基本的に同じなので、Step4~6の最低どれか1つをやれば効果はあります
奈菜ちゃん
そうなんですね!Step6のシャドーイングは私すごく苦手だったから少し安心しました。
こんちゃん
シャドーイングは中上級者向けのトレーニングなので、奈菜ちゃんはStep4~5で訓練すれば充分です!ただし、やっぱり一番効果があるのはStep6のシャドーイングなので、できそうな人はぜひ挑戦してみてください!

Step4の「原稿を見ながら音声を聞く」では、原稿を見ながら音声を繰り返し聞くことで、音と単語(原稿)をリンクさせていきます。

奈菜ちゃん
これなら私にもできそうです!
こんちゃん
そうですね。「❶音声知覚」の訓練の中ではこのStep4が一番やりやすいです。だから初心者の方はまずStep4をメインで進めるのがオススメです。
奈菜ちゃん
なるほど!早速やってみます!でも何回位繰り返せば良いんですか?
こんちゃん
回数に決まりはありませんが、しっかり音と原稿の文字がリンクするまで行ってくださいね!特にStep1でチェックをつけた個所(聞き取れなかった箇所)は、音の認識が間違っていた可能性が高いので、より集中して行ってください。

 

Step5.オーバーラッピング

続いてオーバーラッピングです。

オーバーラッピングとは、「原稿を見ながら音声と同時に音読する」というものです。基本的な流れはStep4と同じですが、Step4を自分でも「声を出しながら」行います。

奈菜ちゃん
Step4との違いは「声を出すかどうか」だけですか?
こんちゃん
基本的にはその通りです!
奈菜ちゃん
気を付ける点はありますか?
こんちゃん
注意点をまとめたので下のイラストを見てみてください!
奈菜ちゃん
特に大事なポイントはどれですか??
こんちゃん
全部大事ですが、一番上の「音源の音を完コピする」というのは特に大事です!これができないと音声知覚の力は付かず、オーバーラッピングをする意味があまりなくなってしまいます

Step6.シャドーイング

最後にシャドーイングです。

シャドーイングとは、Step5のオーバーラッピングを原稿を見ずに行うイメージです。

聞こえてきた音をそのままマネして、音声からほんの少し遅れて発声していきます。

Step4,5と比較すると難しいですが、原稿は見ずに耳だけを頼りに行うので、音声知覚の力をより効率的に鍛えることができます

また、原稿を見ずに行えるので、場所を問わずに行えます(移動中などでも)。

よって、上級者はぜひ挑戦してほしいトレーニングになります。

こんちゃん
初心者の方は無理して行わなくても大丈夫です。むしろ”無理に”シャドーイングしても効果はありません。オーバーラッピングと同じで音声についていくのが目的の「ただの作業」になってしまいます。
奈菜ちゃん
今の私には不要そうですね。でも将来のために聞いておきたいのですが、気を付けるポイントはありますか?
こんちゃん
以下の表にまとめました!気を付ける点はオーバーラッピングと同じです!
奈菜ちゃん
私も早くシャドーイングができるレベルになりたいな!

 

まとめ

最後に改めて、リスニングの正しい勉強法の流れを整理したいと思います。

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した勉強法を実践すれば確実にリスニング能力は上達します。

ただ”目的なくリスニング勉強しているだけ”の人とは圧倒的な差を付けることができます。

ぜひ今日から実践してみてください。

こんちゃん
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最後に見てね

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