僕について:TOEIC970点。トリリンガル(日・英・中)の元英語塾講師。妻は台湾人で日常生活は中国語。仕事は英語と中国語。日本語を忘れ気味。社会人のためのTOEIC学校を運営。詳細はプロフィールより。
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どうも、こんちゃん(@Takkun18209283)です!
『TOEICのPart3,Part4が難しすぎる・・・』
『Part3,Part4の勉強法に自信が持てない・・・』
このような人は多いのではないでしょうか。



ということで、TOEICの中でもかなり重要なPart3,4を攻略するコツや勉強法を解説します。
TOEIC Part3,4を攻略する上で重要なポイント
先読み
Part3,4で重要なのは何と言っても”先読み”です(先読みとは本文が流れてくる前に先に設問を読むことです)。
先読みをせずに高得点を取っている人も一部見受けられますが、先読みをしないと相当な記憶力が必要になります。(流れてきた音声の内容を細部まで記憶しておく必要がある。)


先読みの具体的な方法についてはこちらの記事🌟工事中🌟で詳しく解説しています。
また、先読みをするメリットは大きく分けて下記4点です。
(1) 会話の内容をある程度予測できる
(2) どこに注意して聞くべきか分かる
(3) 集中力を保ちやすい
(4) 答えがわかることもある
会話の内容をある程度予測できる
設問の先読みをすることで、本文の会話の内容をある程度予測できるようになります。
また設問にもよりますが、設問を読むだけでかなり具体的な話の流れがわかってしまうものもあります。


例えば、下記の設問があったとしましょう。
- Where does the annoucement take place?
このアナウンスはどこで行われていますか? - What is causing the problem?
その問題の原因は何ですか? - What will some listeners receive?
聞き手は何を受け取れますか?

この場合、『どこかで”何らかの問題”が発生して、その見返りとしてその場にいた人が”何かを受け取れる”流れ』だと予測できます。
更に、上級者にもなると、『これは”交通機関(バスや飛行機)の遅延”に関するアナウンスで、お詫びとして聞き手は”何らかの割引券など”が受けられる』というかなり具体的なストーリーまで想定することができるようになります。(実際このパターンの出題はかなり多いです)

こうしてある程度全体像をとらえた上で聞くと、話の内容を簡単に理解することができます。
逆に、これから何の話がされるのか全く分からない状態で聞き始めると、頭で状況を整理しながら聞かないといけないので、頭がパンクしやすくなります。


どこに注意して聞くべきか分かる
先ほどの例文を例に挙げると、『問題の原因(恐らく遅延の原因)』と『何を受け取れるか(恐らく割引券など)』に注意して聞けばよいと当たりを付けることができます。
「ここだけは絶対に聞き逃さないぞ!」という気持ちで聞くとやはり聞き取れる確率は上がります。
他の例を挙げると、
- What will the woman do next Saturday?
その女性は次の土曜日に何をする予定ですか?
このような設問の場合には、Saturdayというキーワードに注意して本文を聞けば答えを聞き逃す確率は低くなるわけです。
また、特に図解問題や意図問題ではかなり細かい内容を問われるので、事前に先読みをして該当箇所を聞く準備をしておかないと問題に正解するのは難しくなります。
下記のように発言者の意図を問う問題。
- What does the man mean when he says, “xxxxxx”?
”XXX”といった時に男性は何を意味していますか?

集中力を保ちやすい
先読みをすることで強弱をつけて本文を聞くことができます。
全ての内容を一言一句聞く必要はなくなるので、体力や集中力の消耗を最低限に抑えることができます。

例えば、設問3の内容が下記(先の例で挙げたもの)の場合、その答えについて言及された『後』の内容は基本的に聞かなくても問題は解けます。
- What will some listeners receive?
聞き手は何を受け取れますか?
TOEICは問題数が200問と非常に多く、集中力の勝負であることからも、強弱を付けて本文を聞いて集中力をうまくキープするのも立派な戦略となります。
先読みの具体的な方法については、こちらの記事🌟工事中🌟で解説しています。
答えがわかることもある
TOEICの上級者にもなれば、設問(と選択肢)を見るだけで答えが想像できるケースもあります。


例えば、下記の設問を見てみてください。
- Where does the speaker most likely work?
話者はどこで働いていると考えられますか?
A. At a car repair shop
B. At a conference center
C. At a hotel
D. At a hospital - What was the reason for the delay?
遅延の理由は何ですか?

TOEICは出題パターンが限られているので、このようなこともできてしまうのです。


ペースを崩さないこと
これも先読みに関連した話になりますが、Part3,4ではペースを崩さずに進めることが重要です。
回答に戸惑って次の問題の先読みに充分な時間が確保できなかった場合、その問題(3問)全てに影響してしまいます。
そのため、回答に時間がかかりすぎる場合はその問題は潔く捨てましょう。


TOEIC Part3,4を攻略するための勉強法


Part3,Part4の攻略にはまずは”汎用的なリスニング力”を鍛える必要があります。
そして、ある程度のリスニング力が付いたら”Part3,Part4に特化した勉強方法”をしていきましょう(具体的な目安としては、最低でも会話の6割くらいは聞き取れるようになってから)。
リスニング力を鍛える方法
汎用的なリスニング力を鍛えるための方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
ポイントだけかいつまんで説明すると、とにかく何度も”反復”をすることです。
Part3,4は本文のボリュームもあってリスニング力を鍛えるのに最適なPartです。そのため、Part3,4の問題を繰り返し解いて使ってリスニング力を上げる訓練をしましょう。
また、TOEICの勉強を始めたばかりの人は”先読み”はしなくても大丈夫です。
まずはリスニング力を上げることだけを意識して何度も反復(読み返す)をしましょう。
問題の正解率も気にする必要はありません。


Part3,4に特化した勉強方法
さて、リスニング力がある程度ついてきたらPart3,4に特化した勉強に移ります。
先読みの訓練をする
先読みの重要性については先ほど紹介した通りです。
Part3,4を攻略する上では、先読み力はリスニング力と同じくらい大事な要素です。
当然、先読みの練習をすることで、先読みの精度が上がり、Part3,4の正解率もかなり上がります。

先読みの練習方法
まとまった時間を確保して、設問だけを読む時間を作りましょう。
その際のポイントは、下記のとおりです。
- 「速く」「正確に」読むことを意識する
※徐々にどうやって読めばよいのか自分なりのコツがわかってきます。 - 縦読みを意識する
※縦読みの詳細は下記。 - 設問のパターンを頭に蓄積する
※設問のパターンはある程度決まっているので頭に入れましょう。
下記のような設問があった場合には、重複する箇所は読まずに下記赤字の箇所だけを縦に読むようにします。
Who most likely are the speakers?
(A) They are coworkers.
(B) They are job applicants.
(C) They are politicians.
(D) They are athletes.

覚えておきたい設問
また、設問に出てくる文章のパターンは大体決まっています。
下記のものは再頻出なので必ず覚えておきましょう。
- What are the speakers discussing?
話し手たちは何について議論していますか? - Where does the speaker work?
話し手はどこで働いていますか? - What does the woman say about the “X”?
女性は”X”について何と言っていますか? - Who most likely is Mr. X?
Xさんはどんな人ですか? - What does the man ask the woman to do?
男性は女性に何を尋ねていますか? - What will the man most likely do next?
男性は次に何をすると考えられますか? - What does the woman offer the mam?
女性は男性に何を提案していますか? - What does the speaker imply when she says, “X”?
話し手が”X”といった時に何を意味していますか?

倍速で解く
普段の練習で倍速(1.25倍、1.5倍、2倍など)で音声を聞く練習をしていると、本番の際に余裕をもってリスニングができます。


当事者意識を持って聞く
Part3,4に限りませんが、当事者意識を持って(感情移入して)聞くようにしましょう。
そすることで聞いた内容が”文字の暗記”ではなくて”体験の記憶”になるので、忘れにくくなります。


TOEIC Part3,4のコツ・テクニック
ここからはPart3,Part4のスコアを上げるためのコツ・テクニックについてお伝えします。

全て回答してから答えを塗りつぶす
Part3,4のマークシートの塗りつぶしはリスニング部門の最後にまとめて行うのがポイントです。
問題を解いている最中は、マークシートのどの選択肢が回答か分かるように軽く印をつける程度でOKです。

最後の問題から解く
1つの問題につき3つの設問がありますが、設問は”最後から解く”と効果的です。
つまり、3つある設問を3⇒2⇒1の順番で解くイメージです。

何故この順番で解くかというと、3つ目の設問の正解率を上げるためです。
3つ目の設問は、かなりピンポイントの情報を問われているケースが多く、その情報を忘れてしまうと回答できなくなります。
そして、3つ目の設問のヒントは必ず本文の最後にて言及されるので、そのヒントを聞いたらその情報がしっかり脳内に残っている状態の内に、3つ目の問題を解いてしまうことです。


1つ目の設問は、3つ目の設問とは異なり、全体像(会話のシチュエーションなど)に関する質問がが多いです。
全体像に関する情報はすぐに忘れることはないので、最後に解いてもしっかり回答できるというわけです。
この解き方は比較的すぐに慣れることができると思うので、是非トライしてみてください。
重要な単語を意識して聞く
下記のような単語の直後は回答に絡む発言が来る可能性が非常に高いです。
そのため、これらの単語が聞こえたら「これから答えが言われるぞ」という気持ちで聞くようにしましょう。
接続詞:But,Although,However
副詞:Unfortunately,Actually

まとめ
いかがでしたでしょうか。
Part3,4はTOEIC試験の中でも重要度がかなり高いので、ここまででお伝えした内容を参考にしてしっかり勉強していただければと思います。