僕について:TOEIC990点(満点)の現役TOEICコーチ。元大手塾講師。早稲田大学OB。対人恐怖症。会社になじめず20代で2度転職。妻は台湾人で日常生活は中国語です。僕の詳細はプロフィールより。
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どうも、こんちゃん(@konchan990)です!
『TOEICの点数が前回よりもガタ落ちした…』
きっとこの記事を見ている人は、「TOEICのスコアが下がってショック…」と感じている人が多いと思います。




Contents
TOEICの点数がガタ落ちしたときに考えられる理由

先ほども述べた通り、TOEICで点数が下がるのは決して珍しいことではありません。
むしろ点数がずっと上がり続ける方がレアです。

その中で、スコアが下がったり、ガタ落ちする原因はいくつかあります。
今回はTOEICの点数が下がる原因を5個紹介していきます。
コンディションの変化によるもの
TOEICの点数は「コンディション」によって、上がったり下がったりします。


TOEICの点数に影響を与える「コンディション」と一言で言っても、色々な種類があります。
大きく分けると、「体調(自分)」と「会場の状態」のコンディションです。
体調
体のコンディションは日によって変わってきます。
特に大きな影響を及ぼすのは「睡眠時間」や「食事のタイミング」です。
睡眠時間が極端に短かったり、前夜に飲みすぎて睡眠の質が落ちると、試験のパフォーマンスにも影響します。
「試験は前日から始まっている」と考え、前夜は早めに寝て最低6時間以上は睡眠時間を確保しましょう。(必要な睡眠時間には個人差があります)
また、試験前に消化に負担のかかるものを食べすぎると、試験中に眠くなります。


少し空腹状態くらいの方が、脳は活性化して集中しやすくなります。
試験前に食べるにしても、がっつり肉類を食べるのではなく、胃にやさしい「野菜」や「果物類」を中心にするのがオススメです。
会場の状態(気温や席の位置等)
言い訳がましいかもしれませんが、会場によってもコンディションは変わってきます。
例えば、ホテルの宴会場など大きな会場だと、席の位置によっては音が聞こえにくいことがあります。

座席は、試験が始まる前に音響チェックのタイミングで挙手をすれば、変更することができます。
少しでも「いつもより聞きにくい…」と思ったら、遠慮なく席の交換を申し出るようにしましょう。

また、会場の「温度」や「湿度」も場所によってまちまちです。

TOEIC受験の時は、「薄手の衣類+羽織るもの」が鉄則です。
温度調整しやすい服装で試験に臨みましょう。
誤差によるもの

「え?」と思われるかもしれませんが、TOEICをはじめとした試験には「誤差」がつきものです。
完全に同じコンディションで試験に臨んだとしても、毎回同じスコアになることはないはずです。
TOEICの場合、誤差は「リーディング」「リスニング」それぞれのセクションで「±35点」とされています。
つまり、合計スコアで見ると、最大±70点の誤差が生じうるということになります。
また、この誤差はスコアが高い人ほど、少なくなる傾向にあります。
というのも、スコアが高い人は適当にマークシートを塗る「塗り絵」が少ないため、運の要素が減るためです。
一方で、スコアが例えば500点未満の人は塗り絵を「20-30問」前後するはずです。
塗り絵の数が多ければ多いほど、運に左右されやるくなるため、スコアの誤差も生じやすいと言えます。
勉強量の変化によるもの

勉強は継続していても、過去よりも勉強量が一定量落ちるとスコアが落ちることがあります。


奈菜ちゃんが言った通り、ノー勉で試験に臨めばスコアが下がるのは当たり前です。
しかし、勉強していてもスコアが下がることはあります。
例えば、「5時間/日→1時間/日」の勉強量に変化すると、一時的にスコアが落ちやすくなります。
これは「記憶の定着率と復習」に関係してきます。
例えば、5時間/日勉強している人は、日々大量にインプットし、新しい情報を覚えているはずです。
この大量のインプットを定着させていくためには、相応の復習時間が必要になります。
しかし、勉強量が一気に減ると、復習が十分にできなくなり、「覚える量<忘れる量」になる可能性があります。


これを防ぐためには、勉強量が一時的に落ちてしまうときは「復習メイン」で進めることです。
そうすることで、以前覚えたことを忘れてしまうのを防ぎ、最低でも「現状を維持」することができます。
試験との相性

「試験との相性」もスコアの変動に影響します。
例えば、
- Lで苦手な話者がたくさん登場した
- Part7で苦手なトピックが多かった
等があげられます。
特に2つ目のポイントについては、大学生や主婦の方が影響を受けやすいです。
というのも、TOEICでは「ビジネスの現場」がテーマになった文章が多く登場します。
社会人経験が豊富でない人からすると「これどういう状況?」と感じるテーマもあったりします。
自分に馴染みのないテーマが多いと、スコアが下がる原因になります。


勉強のフェーズによるもの

最後は「勉強のフェーズ」です。
英語学習のタイミングによっては「英語力が点数に反映されにくい」ということがあります。
例えば、
Part5を適当に解いていた人が、しっかりと解き方を学んだとします。
その場合、正しい解き方をするがゆえに、時間がかかりすぎてしまう(結果、点数が下がってしまう)ということがあり得ます。

他にも、これまでは長文を「なんとなく読み」していた人が、英文の「構造を取る」練習をすると、同じ現象が起きます。
構造を取りながら読むのは大事なことですが、慣れるまでは時間がかかるので、かえって以前よりも読むのが遅くなり、点数が下がることはあります。


まとめ

いかがだったでしょうか。
TOEICの点数が下がってしまう要素は、結構たくさんあるものです。
点数が下がったとしてもその理由をしっかり分析して、悲観しすぎないようにすることも大事です。
では皆さんのTOEIC学習を今後も応援しています!